つわりは妊娠してすぐの妊娠4~6週目頃から始まり、
妊娠14~16週目頃には治まる方が多いようです。
つわりは症状も期間も程度も人によってかなり差があり、
全くつわりを経験せずに出産を迎えた方もいれば、
出産直前までつわりに苦しんだ方もいらっしゃいます。
妊婦さんの50~90%の方が経験するといわれているつわりですが、
その原因はいまだにはっきりと分かっていません。
はっきりと分かってはいませんが、さまざまな説があります。
まずは、妊娠によりホルモンの分泌バランスが変わってくるためという説。
妊娠によりhCGというホルモンが分泌されるのですが、
このホルモンの影響で吐き気が起きるようです。
また、女性ホルモンの一つである黄体ホルモンの分泌も促進されますが、
これにより胃腸の機能が低下するため便秘になりがちになります。
他にも妊娠により酸性になった体をアルカリ性に戻すため、とか、
流産を防ぐために母体があまり動かないようにするためなどの説もあります。
つわりは妊娠により起こるもので、止めることはできませんが、
少しでも快適に妊娠初期の時期を過ごせるようにしたいですね。
つわりで食べれない
つわりになると、一日中ムカムカして気持ち悪かったり、
今まで気にもならなかったにおいに反応して気持ち悪くなったり、
吐いてしまうということがあります。
食べ物を口にもってくるだけで、気持ち悪くなって吐いてしまうので、
今まで通りにきちんと食事をとることが難しくなってしまいます。
無理して食べても吐いてしまい、体力を消耗してもらうだけなので、
食べれない時は無理して食べる必要はありません。
でも、食べないとお腹が空いてつわりの症状がより酷くなってしまいますし
なによりお母さんの体力がなくなってしまいます。
赤ちゃんの栄養はすでにお母さんの体に蓄えられている栄養から
まかなわれてますので、心配する必要はありませんが、
お母さんの体がバテてしまっては大変ですので、
少しでも食べるようにしたいものです。
つわりの時はどうやって食べたらいいの?

つわりの症状は人によって違います。
朝起きてすぐは空腹のために朝食が食べれないという人もいると思います。
お腹が空いているのに食べれない、というのは矛盾しているようですが、
つわりの時はこういう状態になりますよね。
そんな時は、飴やゼリーなど口にできそうなものをとりあえず食べて、
気持ち悪さが落ち着いてから食べるとよいでしょう。
また、朝食を食べてから昼食まで、
昼食を食べてから夕食までは少し時間が空いてしまい、
お腹が空きすぎてまた気持ち悪くなってしまう場合もあります。
そんな時は、おにぎりやクラッカーなど、
軽くつまめるものを用意して食べるとよいでしょう。
朝食昼食夕食の時間にとらわれず、
小腹が空いたら、少しづつ食べるようにするのがお勧めです。
どんなものが食べやすいの?

つわりの時に食べやすいもの、食べれるものは人によって違いますが、
さっぱりしたもの、においの少ないものが食べやすいようです。
炊きたてのごはんはにおいがあるので食べれないくなる人が多いようですが、
おにぎりや冷えたお茶漬けなどにすると食べやすくなるようです。
試してみてください。
つわりの時は胃腸が弱くなっている場合が多いので、
うどんやそうめんなども消化がよく、またさっぱりしているため
食べやすいです。
パンも小腹が空いたときに、少しづつ食べるのに適していますし、
においも気にならず、私は食べやすかったです。
肉や魚も食べれなくなる人が多いようです。
タンパク質を摂るなら豆腐が食べやすいようです。
冷ややっこなら調理の手間が要らないので楽ですよ。
野菜は食べやすいものが多いです。
特にトマトを食べやすかったと感じる妊婦さんは多いです。
果物も食べやすいですね。
特にバナナにはつわりの症状を軽減するビタミンB6が含まれていますので、
是非試してみてください。
他には、ゼリー、アイスクリームも口の中がさっぱりしてお勧めです。
水分補給にもなりますよ。
できれば100%果汁のものや、アイスクリーム規格のものを選ぶと
安心ですよね。
ヨーグルトは弱った胃腸にも優しいのでお勧めです。
また、固形物がほとんど食べれない時は100%ジュースで栄養が摂れます。
つわりの時期は同じものばかり食べてしまう事もあるかと思います。
偏食は普段の食生活では避けるべきことですが、
つわりの期間だけの短期間の偏食なら問題はないようです。
食べれるものならお菓子でもジャンクフードでも何でもよいです。
とりあえずお母さんの体がばてないように食べるようにしましょう。
そして、つわりのおさまった妊娠中期からは、
赤ちゃんの為にもバランスの取れた食事を心がけましょうね。”